Roman @Evora -Day13- [Portugal]
リスボンのホテルをキープしたまま、ローマ時代の街・エヴォラを目指した。
北側にあるバス・ターミナルでチケットを買う。
「5分後に出るバスがあるけど、乗る?」
「乗れるなら、乗る!」
朝からツイてる。
「往復でチケット、買えるかな?」
「それなら10%割引よ、帰りのバスは何時のやつにする?4時、5時、6時、7時・・・」
「う~ん、迷っている時間もないよね。7時でいいや」
「違うバスにしたかったら、向こうで変更もできるわ」
「オブリガード!」
バスの往復料金19,80ユーロを支払い、乗り場へ向かう。
乗り場ではすでに乗車が始まっていた。
ポルトガルの長距離バスは指定席制。
あまりルールを守らないラテン国にしては指定席を守るし、
列も女性を優先にして、整然と並んでいる。
意外にも生真面目で紳士的な国で、旅行中、不愉快な思いをしたことがない。
同じくラテン系のイタリアやスペインのような血気に走るような印象を受けることが少ない。
ラテン国、というより、日本的なのだ。
小柄で黒髪がその印象を抱かせるもかもしれないが、日本の地方都市に似た雰囲気が強い。
バスは一時間半でエヴォラに到着した。
ローマ時代の城壁と水道橋が今も残る街。
その城壁を住居の壁にして生活する家々。
過去の遺産が現在の生活の一部になっている。
今日もドピーカンの空。
ポルトガルに来てから雲を見ていない、というぐらい晴れまくっている。
道路標示に「スペイン」の文字。
この町から西に向かえば、一時間半で国境を超え、スペインだ。
このまま流れてしまえば、懐かしきアンダルシアか。
実に小さな国である。
その国がかつては覇を唱え、極東の日本まで交易を結んでいたとは・・・
う~ん。
ポルトガルの国土は日本の1 / 4、人口は1 / 10。
それでもサッカーは強い。
「少子化が日本スポーツをダメにする」なんていうのは戯言でしかないよな。
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旧跡や教会を巡り、思う存分写真を撮って、カフェで一息。
そういえば「ラテン国」ながら、他のラテン諸国と違う点がもうひとつあった。
この国はガス入りのミネラルウォーターをあまり飲まない。
フランスやイタリア、スペインでは「ミネラルウォーター」というとあたりまえのように炭酸水が出てくる。
「ミネラルウォーター」を頼むと普通にガスが入っていない水が出てくるので、
「ガス入り」をあえて頼まないと炭酸水は出てこない。
売店ではガス入りのボトルは200mlぐらいの小さなものしか売ってないし、
「ガス入り派」としてはちょっと残念。
暖かい陽射しの下、お気に入りのガラオンを飲みながら、エアメールにペンを走らせる。
イマドキ「手紙」でもなかろうが、
旅先からはあえて「エアメール」を書くことにしている。
年賀状をまったく書かない我が身としては、
日頃、ご無沙汰している人や疎遠になっている人に、こういうときに手紙を書く。
山ほどもらう年賀状はその他に埋もれてしまうけど、
エアメールなら手にとってもらえるでしょ?
それに内容なんか思い浮かばなくても、絵葉書なら半面で済むしね。
年賀状しか書かないアナタ、オススメですよ。
写真1;町に水を運んでいたローマ時代の水道橋。
写真2;エヴォラのカテドラル。
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