Solution @Risboa -Day12- [Portugal]
深夜、ひと気のない駅のホーム。
二人組のオトコが近寄ってくる。
チョット警戒。
「リスボンに戻るにはこっちサイドでいいのかな?」
英語で話し掛けられ、チョッピリ拍子抜け。
「こっちであってるよ」
「リスボンの中心エリアに行きたいんだけど、地下鉄はあるかな?」
アメリカ英語が不安そうに尋ねてくる。
「こいつはカイス・ド・ソドレ駅に到着するから、そこから地下鉄駅に向かえばいいよ」
「ありがとう、助かるよ」
今日はよく道を聞かれる日だ。
ガラガラの列車に乗り、リスボンへ戻る。
駅に降り立つと、さっきのアメリカ人が不安そうについてきた。
「こっちから地下鉄に乗れるよ」
声をかけると、安心した様子。
こちらは同じ地下鉄で戻らず,夜の町の写真を撮りながら、
少し長めの道のりを歩いてホテルに戻った。
人のいないメインストリート。
1つ、2つのカフェとバーが営業しているだけ。
どこかの国の首都の同じ時間帯とは表情が全く違う。
宿に帰ると早速内職。
買ってきたプラグをバラし、カメラの充電器をかませてみる。
とりあえず、うまい具合に接続はできた。
だが、コンセントに入れた途端にショートするのか、
あるいは充電できずに焼きつくのか・・・。
ヒューズが落ちて、室内電源が落ちるかな、と警戒しつつ、差し込む。
ついた!
充電中のランプが!
おお!
これでバッテリー復活だ!
明日からも写真が撮れるぜ!
さあて、どこに行こうか?
思案しつつ、シャワーへ向かった。
文庫本、コンセント、お金でなんとかならない「悲劇」が解決するなんて。
☆ブログ・ランキングに参加してます☆
↓クリックしていただけると、書き手の励みになります↓
★人気ブログランキングへ★
コメント 0