Resort @Nazare -Day8- [Portugal]
シーズンオフのリゾート地は観光客どころか、人もまばらだ。
浮き足立った行楽客も少なく、静寂に包まれた普段の街の姿を見せている。
陽射しだけはおかまいなしにリゾートらしさを見せつけ、
11月だというのに気温を25度近くまで上げている。
ポルトから3時間ほど南下しただけなのに、上着がいらなくなり、
日没までシャツ一枚で心地よく過ごせる。
大西洋に向かった海岸線の右手、
街の北側には切り立った丘がある。
旧市街だったという場所にケーブルカーで上がれるので、向かってみた。
上から見下ろす現在の町並み、かつては海だったらしい。
海が退き、新しい街が出来上がったのだ。
今も海岸線は少しづつ退いている。
白い砂浜が面積を広げているそうだ。
海辺の町はリゾートであると同時に漁師町でもある。
市場では魚はもちろん、イカ、タコ、貝など
日本の食卓に並ぶ海産物と同じ物が並んでいる。
切り立った崖には投げ釣りをする人がいるし、
海岸線の家々では干物(!)が干されていた。
ヨーロッパで魚を食べる街はいろいろ見たが、干物は初めて見た。
日本と同じサイズのアジが所狭しと網の上に干されている。
日本と違うところは、頭が開かれてないだけ。
あとは海岸が「磯臭くない」ところ。
白い海岸に青い海、アジの干物がなんか滑稽。
ポルトガルでは鱈を干し、塩漬けにした「バカリャウ」をよく食べる。
白いウチワよりもばかデカイそいつは市場でもスーパーでもかならず目にとまる。
なにせ独特のにおいを放っているのだ。
鳥のササミのようなタラ独特の味気ないボソボソした食感なので、
スープなどの料理に使われる。
日本のおつまみ(乾物)でもあるでしょ、あれを水で戻したような感じで、
そんなにおいしいものではない。
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そういえば見かけたアジの干物に食卓で出会う機会がなかった。
考えてみたら、ここの人たちは干物のアジをどうやって食べるんだ?
炙って?スープに入れて?野菜と炒めて?
いずれにしろ必需でしょう?
干物には白いご飯!
写真1;国民食・バカリャウ。鱈の塩干しなのだが、なにしろデカイ。
写真2;アジや魚介の干物。西端の国で極東の国と同じ開き方なのが不思議。
見た目は酒のつまみによさそうなのですが、、。
by 飛騨の忍者 ぼぼ影 (2008-04-11 16:22)
酒のツマミにはいいですよ!
まさに「塩タラ」です。
オカズ的には・・・です(笑
by delfin (2008-04-11 18:17)